2級正誤問題(2018年5月)-金融
【問1】
スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。
【答1】
○:スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品です。
【問2】
オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金は、一般に、預金者の判断によって満期日を延長できる。
【答2】
×:仕組預金の満期日は、一般的に、預金者の判断によって延長する事はできません。
【問3】★
貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。
【答3】
×:貯蓄預金は、決済用口座として利用する事ができません。
【問4】★
決済用預金は、決済用預金以外の預貯金の預入残高および利息の額にかかわらず、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円およびその破綻日までの利息の額までに限り預金保険制度により保護される。
【答4】
×:決済用預金は、全額が預金保険制度による保護の対象になります。
【問5】★
東京証券取引所に上場されているETFには、日本株のほか、外国株やREIT(不動産投資信託)などの指標に連動する銘柄もある。
【答5】
○:東京証券取引所に上場されているETFには、日本株のほか、外国株やREIT(不動産投資信託)などの指標に連動する銘柄もあります。
【問6】★
証券取引所を通じて行うETFの取引では、成行注文や指値注文はできるが、信用取引を行うことはできない。
【答6】
×:ETFは、上場株式と同じように取引をする事が出来るので、成行注文や指値注文、信用取引を行う事ができます。
【問7】
通常の場合、上場株式の売買と同様に、購入時と売却時それぞれに手数料が必要である。
【答7】
○:通常の場合、上場株式の売買と同様に、購入時と売却時それぞれに手数料が必要です。
【問8】
分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)において所有者になっている必要がある。
【答8】
○:分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)において所有者になっている必要があります。
【問9】★
固定利付債券(個人向け国債を除く)では市場金利の上昇は債券価格の上昇要因となり、市場金利の低下は債券価格の下落要因となる。
【答9】
×:市場金利の上昇は、債券価格の下落要因で、市場金利の低下は、債券価格の上昇要因です。
【問10】★
固定利付債券(個人向け国債を除く)では国内景気が好況期で国内物価が継続的に上昇傾向にある局面では、債券価格は上昇する傾向がある。
【答10】
×:好景気では、一般的に、市場金利が上昇しますので、債券価格は下落します。
【問11】★
固定利付債券(個人向け国債を除く)では債券を償還日の直前に売却した場合、売却価格が額面価格を下回ることはない。
【答11】
×:債券を償還日の直前に売却した場合、売却価格は時価となりますから、額面価格を下回る場合があります。
【問12】★
固定利付債券(個人向け国債を除く)では債券の発行体の財務状況の悪化や経営不振などにより、償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向がある。
【答12】
○:固定利付債券(個人向け国債を除く)では債券の発行体の財務状況の悪化や経営不振などにより、償還や利払い等が履行されない可能性が高まると、当該債券の市場価格は下落する傾向があります。
【問13】★
東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所市場第一部と市場第二部に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。
【答13】
×:TOPIXは、東証一部に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される指数です。
【問14】★
日経平均株価は、東京証券取引所市場第一部に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。
【答14】
×:日経平均株価は、東証一部に上場している内国普通株式のうち225銘柄を対象として算出される指数です。
【問15】
東証マザーズ指数は、東京証券取引所のマザーズとJASDAQに上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。
【答15】
×:東証マザーズ指数は、東証マザーズに上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される、時価総額加重平均型の指数です。
【問16】
JPX日経インデックス400は、東京証券取引所の市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQを主たる市場とする普通株式の中から、ROEや営業利益等の指標等により選定された400銘柄を対象として算出される。
【答16】
○:JPX日経インデックス400は、東京証券取引所の市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQを主たる市場とする普通株式の中から、ROEや営業利益等の指標等により選定された400銘柄を対象として算出されます。
【問17】★
PERは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標である。
【答17】
○:PERは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標です。
【問18】★
PBRは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す投資指標であり、これが1倍を下回ると、理論上、株価は解散価値を下回っていることを示す。
【答18】
○:PBRは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す投資指標であり、これが1倍を下回ると、理論上、株価は解散価値を下回っていることを示します。
【問19】★
ROEは、自己資本に対する当期純利益の割合を示す投資指標であり、これが低いほど、会社が自己資本を活用して効率よく利益を上げていることを示す。
【答19】
×:ROEは、高いほど、会社が自己資本を活用して効率よく利益を上げていると言えます。
【問20】★
配当性向は、当期純利益に対する年間配当金の割合を示す投資指標であり、これが高いほど、株主への利益の還元率が高いことを示す。
【答20】
○:配当性向は、当期純利益に対する年間配当金の割合を示す投資指標であり、これが高いほど、株主への利益の還元率が高いことを示す。
【問21】★
国外の証券取引所に上場している外国株式を、国内店頭取引により売買する場合には、外国証券取引口座を開設する必要がない。
【答21】
×:国外の証券取引所に上場している外国株式を、国内店頭取引により売買する場合には、外国証券取引口座を開設する必要があります。
【問22】
外貨建て金融商品の取引にかかる為替手数料の料率は、どの取扱金融機関も同じであり、外国通貨の種類ごとに一律で決められている。
【答22】
×:外貨建て金融商品の取引にかかる為替手数料の料率は、取扱金融機関ごとに異なります。
【問23】★
米ドル建て債券を保有している場合、為替レートが円高・米ドル安に変動することは、当該債券に係る円換算の投資利回りの下落要因となる。
【答23】
○:外貨建て商品を保有している場合、為替が円高に振れる事は、円ベースでの受取額が少なくなることを意味しますから、円換算利回りが低下します。
【問24】
外国為替証拠金取引では、証拠金にあらかじめ決められた倍率を掛けた金額まで売買できるが、倍率の上限は各取扱業者が決めており、法令による上限の定めはない。
【答24】
×:外国為替証拠金取引では、倍率の上限が法令により定められています(25倍まで)。
【問25】★
コール・オプションの買い手は、「原資産を買う権利」を取得し、その対価であるプレミアム(オプション料)を売り手に支払う。
【答25】
○:コール・オプションの買い手は、「原資産を買う権利」を取得し、その対価であるプレミアム(オプション料)を売り手に支払います。
【問26】★
プット・オプションの売り手は、「原資産を売る権利」を取得し、その対価であるプレミアム(オプション料)を買い手に支払う。
【答26】
×:オプションの売り手は、(コール・プットに関わらず)オプション料を買い手から受け取ります。
【問27】★
コール・オプション、プット・オプションともに、買い手は権利を放棄することもでき、買い手の最大損失はプレミアム(オプション料)に限定される。
【答27】
○:コール・オプション、プット・オプションともに、買い手は権利を放棄することもでき、買い手の最大損失はプレミアム(オプション料)に限定されます。
【問28】★
上場オプションの取引においては、コール・オプション、プット・オプションともに、売り手が自主的に行えるのは買戻しであり、売り手はプレミアム(オプション料)が最大利益となる。
【答28】
○:上場オプションの取引においては、コール・オプション、プット・オプションともに、売り手が自主的に行えるのは買戻しであり、売り手はプレミアム(オプション料)が最大利益となります。
【問29】★
ポートフォリオの期待収益率は、ポートフォリオに組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値となる。
【答29】
○:ポートフォリオの期待収益率は、ポートフォリオに組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値となります。
【問30】★
シャープレシオは、「ポートフォリオ全体のリスク(標準偏差)」を「ポートフォリオ全体の収益率から無リスク資産収益率を減じたもの」で除すことにより求められる。
【答30】
×:シャープレシオは、「ポートフォリオ全体の収益率から無リスク資産収益率を減じたもの」を「ポートフォリオ全体のリスク(標準偏差)」で除すことにより求められます。
【問31】★
株式のポートフォリオにおいて、組入れ銘柄数を増やすことにより、システマティック・リスクを低減することができる。
【答31】
×:システマティックリスク(市場リスク)は、ポートフォリオの組入銘柄数を増やす事で低減する事はできません。ポートフォリオの組入銘柄数を増やす事で低減する事ができるのは、アンシステマティックリスク(非市場リスク)です。
【問32】★
異なる2資産からなるポートフォリオにおいて、2資産間の相関係数が-1となる場合、ポートフォリオを組成することによる分散投資の効果(リスクの低減)は得られない。
【答32】
×:異なる2資産からなるポートフォリオにおいて、2資産間の相関係数が-1となる場合、ポートフォリオを組成することによる分散投資の効果(リスクの低減)は最大となります。問題文は、相関係数が1である場合の記述です。
【問33】
ジュニアNISA口座の年間投資上限金額は、80万円である。
【答33】
○:ジュニアNISA口座の年間投資上限金額は、80万円です。
【問34】
ジュニアNISA口座では、その年の非課税枠の未使用分については、翌年以降に繰り越すことができる。
【答34】
×:その年の非課税枠の未使用分を翌年以降に繰り越すことができないのは、全てのNISA制度に共通です。
【問35】
ジュニアNISA口座で保有する上場株式の配当金を非課税扱いにするためには、配当金の受取方法として株式数比例配分方式を選択しなければならない。
【答35】
○:ジュニアNISA口座で保有する上場株式の配当金を非課税扱いにするためには、配当金の受取方法として株式数比例配分方式を選択しなければなりません。
【問36】
ジュニアNISA口座では、口座開設者が3月31日において18歳である年の前年12月31日まで、払出し制限がある。
【答36】
○:ジュニアNISA口座では、口座開設者が3月31日において18歳である年の前年12月31日まで、払出し制限があります。
【問37】★
金融商品取引法では、有価証券デリバティブ取引のほかに、通貨・金利スワップ取引も規制の対象とされている。
【答37】
○:金融商品取引法では、有価証券デリバティブ取引のほかに、通貨・金利スワップ取引も規制の対象とされています。
【問38】
犯罪収益移転防止法において、銀行等の特定事業者は、顧客と預金契約等の特定取引を行う際、顧客が代理人を通じて取引する場合には、顧客および代理人双方の本人確認が義務付けられている。
【答38】
○:犯罪収益移転防止法において、銀行等の特定事業者は、顧客と預金契約等の特定取引を行う際、顧客が代理人を通じて取引する場合には、顧客および代理人双方の本人確認が義務付けられています。
【問39】
消費者契約法では、銀行等の事業者が重要事項について消費者の不利益となる事実を告げようとしたにもかかわらず、消費者がそれを拒み、契約の申込みをした場合、消費者は不利益事実の不告知を理由としてその契約を取り消すことができない。
【答39】
○:消費者契約法では、銀行等の事業者が重要事項について消費者の不利益となる事実を告げようとしたにもかかわらず、消費者がそれを拒み、契約の申込みをした場合、消費者は不利益事実の不告知を理由としてその契約を取り消すことができません。
【問40】
金融商品販売法では、国内商品先物取引は適用の対象となる。
【答40】
×:金融商品販売法では、国内商品先物取引は適用の対象外です。
ちなみに、海外商品先物取引は、適用対象となっています。
ちなみに、海外商品先物取引は、適用対象となっています。
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