FP HACK

不動産の登記記録において、土地の所有者とその土地上の建物の所有者が異なる場合、その土地の登記記録に借地権設定の登記がなく借地権が設定されている可能性がある

公図（旧土地台帳附属地図）は、登記所に備え付けられており、対象とする土地の位置関係等を確認する資料として有用である

★登記の目的が抵当権の設定である場合、不動産の登記記録の権利部乙区に、債権額や抵当権者の氏名または名称などが記載される

★登記記録を確認し、その登記記録の内容が真実であると信じて取引した際、その登記記録の内容が真実と異なっていた場合には、法的な保護を受けることができない

不動産の価格を求める鑑定評価の手法のうち、原価法は、価格時点における対象不動産の再調達原価を求め、この再調達原価について減価修正を行って対象不動産の価格を求める手法である

不動産の価格を求める鑑定評価の手法のうち、多数の取引事例を収集して、適切な事例を選択し、これらの取引価格に必要に応じて事情補正および時点修正を行い、かつ、地域要因の比較および個別的要因の比較を行って求められた価格を比較考量して、対象不動産の価格を求める手法は、取引事例比較法

不動産の価格を求める鑑定手法である収益還元法のうち直接還元法は、対象不動産の一期間の純収益を還元利回りで還元して対象不動産の価格を求める手法である

不動産の価格を求める鑑定手法である収益還元法のうちＤＣＦ法は、連続する複数の期間に発生する純収益および復帰価格を、その発生時期に応じて現在価値に割り引き、それぞれを合計して対象不動産の価格を求める手法である

不動産の売買契約は、契約書を作成する必要がない

★建物が共有の場合、各共有者は、自己が有している持分を第三者に譲渡するときには、他の共有者全員の同意が必要でない

★同一の不動産について二重に売買契約が締結された場合、譲受人相互間においては、所有権移転登記を先にした者が当該不動産の所有権を取得することになる

売買の目的物である不動産に、第三者を権利者とする抵当権の設定が登記されている場合、その抵当権の抹消登記をせずにそのまま所有権を移転したときには、買主は、購入後、その抵当権が実行されることにより、当該不動産の所有権を失うこと可能性がある

★普通借地権の設定契約において、期間の定めがない場合には、存続期間は30年となる

★普通借地権の当初の存続期間が満了して更新する場合、当事者間で更新後の存続期間を更新の日か ら５年と定めたときは、更新後の存続期間は更新の日から20年とされる

★事業用定期借地権等においては、法人が従業員向けの社宅として利用する建物の所有を目的として設定することができない

★事業用定期借地権等の設定を目的とする契約は、書面によってしなければならず、その書面は公正証書である必要がある

★定期借家契約は、契約当事者の合意があれば、存続期間を６ヵ月未満とすることができ　る

定期借家契約は、事業の用に供する建物について締結することができ　る

★定期借家契約において、賃貸人の同意を得て賃借人が設置した造作について、期間の満了時に賃借人が賃貸人に買取りを請求しないこととする特約をすることはでき　る

定期借家契約において、経済事情の変動があっても賃料を増減額しないこととする特約をした場合、その特約は有効である

★建築物の高さに係る隣地斜線制限は、第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域および田園住居地域には適用されない

北側斜線制限（北側高さ制限）は、商業地域内の建築物について適用されない

日影規制（日影による中高層の建築物の高さの制限）の対象区域外にある高さが10ｍを超える建築物で、冬至日において、対象区域内の土地に日影を生じさせるものは、当該対象区域内にある建築物とみなして、日影規制が適用される

★地方公共団体の条例で日影規制の対象区域として指定することができないのは、商業地域、工業地域および工業専用地域

専有部分が数人の共有に属するときは、共有者は、議決権を行使すべき者１人を定める必要がある

★共用部分に対する各区分所有者の共有持分は、各共有者が有する専有部分の床面積の割合によるものとされ、規約で別段の定めをすることはでき　る

★建物を建て替えるに当たっては、集会において、区分所有者および議決権の各５分の４以上の多数による建替え決議をすることができる

★区分所有者は、敷地利用権が数人で有する所有権である場合、原則として、敷地利用権を専有部分と分離して処分することはできないものとされ、これは、規約で別段の定めをすることができ　る

固定資産税の納税義務者は、年の中途にその対象となる土地または家屋を売却した場合、その年度分の固定資産税の　全額を納付する義務がある

★住宅用地に係る固定資産税の課税標準については、住宅用地で住宅１戸当たり200㎡以下の部分について、課税標準となるべき価格の６分の１の額とする特例がある

★都市計画税は、都市計画区域のうち、原則として市街化調整区域内に所在する土地または家屋の所有者に対して課されない

都市計画税の税率は各地方自治体の条例で定められるが、100分の0.3を超えることはできない

★土地に係る譲渡所得のうち、譲渡した日の属する年の１月１日における所有期間が５年以下のものについては短期譲渡所得に区分される

★譲渡所得の金額の計算上、取得費が不明な場合には、譲渡収入金額の５％相当額を取得費とすることができる

★譲渡するために直接要した仲介手数料は、譲渡所得の金額の計算上、譲渡費用に含まれ　る

所得税額の計算において、土地の譲渡に係る譲渡所得の金額は、当該土地の所有期間の長短にかかわらず、他の所得の金額と合算しない

★不動産の有効活用の手法のうち、土地所有者が利用予定のテナントから資金を借り入れて建物を建設し、テナントからの賃貸料で借入金を返済するため、自己資金が少なくても賃貸事業を行うことができるのは、建設協力金方式

★不動産の有効活用の手法のうち、土地所有者は土地を一定期間貸し付けることによる地代収入を得ることができ、当該土地上に建設される建物の建設資金を調達する必要はないのは、定期借地権方式

★不動産の有効活用の手法のうち、土地の有効活用の企画、建設会社の選定や当該土地上に建設された建物の管理・運営等をデベロッパーに任せ、建設資金の調達や返済は土地所有者が行う方式は、事業受託方式

★不動産の有効活用の手法のうち、土地所有者がいったん土地の全部をデベロッパーに譲渡し、その対価をもってその土地上にデベロッパーが建設した建物およびその土地の一部を譲り受ける譲渡方式は、等価交換方式の全部譲渡方式