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2級正誤問題(2021年9月)-リスク

【問1】
収支相等の原則は、保険会社が受け取る保険料等の総額が、保険会社が支払う保険金等の総額と等しくなるように保険料を算定する原則をいう。
【答1】
○:収支相等の原則は、保険会社が受け取る保険料等の総額が、保険会社が支払う保険金等の総額と等しくなるように保険料を算定する原則をいいます。
【問2】
保険料は、将来の保険金・給付金等の支払いの財源となる純保険料と、保険会社が保険契約を維持・管理していくために必要な経費等の財源となる付加保険料で構成される。
【答2】
○:保険料は、将来の保険金・給付金等の支払いの財源となる純保険料と、保険会社が保険契約を維持・管理していくために必要な経費等の財源となる付加保険料で構成されます。
【問3】
所定の利率による運用収益をあらかじめ見込んで保険料を割り引く際に使用する予定利率を低く設定した場合、新規契約の保険料は安くなる。
【答3】
×:予定利率の低下は、保険料の上昇要因です。予定利率を下げると、運用によって増やすことができる見込み額が減りますので、その分集めなくてはいけない保険料が増えるからです。
【問4】
保険会社が実際に要した事業費が、予定していた事業費よりも少なかった場合、費差益が生じる。
【答4】
○:保険会社が実際に要した事業費が、予定していた事業費よりも少なかった場合、費差益が生じます。
【問5】
変額保険(終身型)の死亡保険金は、運用実績に応じて保険金額が変動するが、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)は保証される。
【答5】
○:変額保険(終身型)の死亡保険金は、運用実績に応じて保険金額が変動するが、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)は保証されます。

【問6】
収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも多くなる。
【答6】
×:収入保障保険の死亡保険金は、一時金で受け取るよりも年金形式で受け取った方が、未受取の金額が運用されて増えるため、受取総額が多くなります。
【問7】
逓減定期保険は、保険期間の経過に伴い所定の割合で保険料が逓減するが、保険金額は一定である。
【答7】
×:逓減定期保険は、保険期間の経過に伴い所定の割合で保険金額が逓減しますが、保険料は保険期間を通して一定です。
【問8】
定期保険特約付終身保険(更新型)は、定期保険特約を同額の保険金額で更新する場合、被保険者の健康状態についての告知や医師の診査が必要であり、その健康状態によっては更新することができない。
【答8】
×:保険契約の更新は、健康状態や給付金の受け取りの有無に関係なくすることができます。
【問9】
確定年金は、10年、15年などの契約時に定めた年金支払期間中に被保険者が死亡した場合、その時点で契約が消滅して年金支払いは終了する。
【答9】
×:確定年金は、年金支払期間中に被保険者が死亡した場合に、残りの期間に対応する年金または一時金を遺族が受け取ることができる商品です。
【問10】
外貨建て個人年金保険は、円換算支払特約を付加することで、為替変動があっても、円貨で受け取る年金受取総額が既払込保険料総額を下回ることはない。
【答10】
×:生命保険の円換算支払特約は、解約時や保険金受取時に、その時点で為替相場を元に保険会社が定めたルールに従って決められたレートで円換算したお金を受け取る事が出来る特約であり、為替予約をするものではありません。

【問11】
変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。
【答11】
○:変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動します。
【問12】
夫婦年金は、夫婦が共に生存している場合に年金を受け取ることができ、夫婦のいずれか一方が死亡した場合、その時点で契約が消滅して年金支払いは終了する。
【答12】
×:夫婦年金は、夫婦の片方もしくは夫婦両方が生存している場合に年金を受け取ることができる商品で、夫婦いずれか一方が死亡した場合でも、残された配偶者が年金を受給し続けることができます。
【問13】
契約者および保険金受取人が夫、被保険者が妻である終身保険において、妻が死亡して夫が受け取る死亡保険金は、相続税の課税対象となる。
【答13】
×:契約者(=保険料負担者)と保険金受取人が同一である生命保険の死亡保険金は、所得税の課税対象となります。
【問14】
契約者が夫、被保険者および年金受取人が妻である個人年金保険において、妻が受け取る年金の年金受給権は、年金支払開始時に夫から妻への贈与とみなされ、贈与税の課税対象となる。
【答14】
○:契約者(=保険料負担者)と年金受取人が異なる個人年金保険において、年金受取人が受け取る年金の年金受給権は、年金支払開始時に贈与税の課税対象となります。
【問15】
契約者、被保険者および年金受取人が同一人である個人年金保険(保証期間付終身年金)において、保証期間内に被保険者が死亡し、残りの保証期間について相続人が受け取る年金の年金受給権は、相続税の課税対象となる。
【答15】
○:契約者(=保険料負担者)、被保険者および年金受取人が同一人である個人年金保険において、保証期間中に被保険者が死亡した場合、残りの保証期間について相続人が受け取る年金の年金受給権は、相続税の課税対象となります。

【問16】
契約から5年を超えた一時払変額個人年金保険(10年確定年金)を解約して契約者が受け取った解約返戻金は、一時所得として所得税(総合課税)の課税対象となる。
【答16】
○:契約から5年を超えた一時払変額個人年金保険を解約して契約者が受け取った解約返戻金は、一時所得として所得税(総合課税)の課税対象となります。
【問17】
契約者(=保険料負担者)を法人とする生命保険契約の経理処理に関して、被保険者が従業員、給付金受取人が法人である解約返戻金のない医療保険の支払保険料は、損金の額に算入することができる。
【答17】
○:法人が支払った医療保険の保険料は、損金の額に算入することができます。
【問18】
契約者(=保険料負担者)を法人とする生命保険契約の経理処理に関して、被保険者が役員、死亡保険金受取人が法人である終身保険を法人が解約して受け取った解約返戻金は、その全額を益金の額に算入する。
【答18】
×:法人が終身保険の解約返戻金を受け取った場合には、解約返戻金の額と資産計上額との差額を益金(雑収入)又は損金(雑損失)として計上します。
【問19】
契約者(=保険料負担者)を法人とする生命保険契約の経理処理に関して、被保険者が役員・従業員、給付金受取人が法人である医療保険で、法人が受け取った入院給付金および手術給付金は、その全額を益金の額に算入する。
【答19】
○:法人が受け取った医療保険の入院給付金や手術給付金には、個人に適用されるような非課税措置はないため、全額益金の額に算入されます。
【問20】
契約者(=保険料負担者)を法人とする生命保険契約の経理処理に関して、被保険者が役員・従業員、死亡保険金受取人および満期保険金受取人が法人である養老保険の支払保険料は、その全額を資産に計上する。
【答20】
○:法人がお金を受け取る可能性が高い保険の保険料は、全額資産計上します。

【問21】
任意加入の自動車保険において、被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って路上にいる自分の子にケガを負わせた場合、対人賠償保険の補償の対象となる。
【答21】
×:親族に対する事故は、対人賠償保険による補償の対象外です。
【問22】
任意加入の自動車保険において、被保険者が被保険自動車を運転中に、交差点で接触事故を起こしてケガを負った場合、被った損害額から自分の過失相当分を差し引いた金額が人身傷害(補償)保険の補償の対象となる。
【答22】
×:人身傷害補償保険は、自己の過失割合にかかわらず、保険金額の範囲内で損害額の全額が補償されます。
【問23】
任意加入の自動車保険において、海岸沿いの駐車場に止めていた被保険自動車が、高潮により損害を被った場合、一般車両保険の補償の対象となる。
【答23】
○:車両保険は、自己の車両に対する損害に備える保険で、高潮による損害も補償します。
【問24】
任意加入の自動車保険において、自動車保険に運転者本人・配偶者限定特約を付帯した場合、被保険者の配偶者が運転している間に起こした事故により被った損害は、当該配偶者が被保険者と同居していることを条件として補償の対象となる。
【答24】
×:自動車保険の運転者本人・配偶者限定特約は、配偶者と被保険者が同居していることを条件とするものではありません。
【問25】
普通傷害保険の保険料率は、被保険者の年齢や性別、職種による差異はない。
【答25】
×:普通傷害保険の保険料は、被保険者の年齢や性別による差異はありませんが、職種による差異があります。

【問26】
家族傷害保険では、記名被保険者またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子は被保険者となる。
【答26】
○:家族傷害保険では、記名被保険者またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子は被保険者となります。
【問27】
海外旅行傷害保険では、日本を出国してから帰国するまでの間の事故によって被った損害を補償の対象としており、国内移動中の事故によって被った損害は補償の対象とならない。
【答27】
×:海外旅行傷害保険は海外旅行の行程中における事故を補償しますから海外旅行の行程中であれば国内での事故も補償の対象となります。
【問28】
国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となる。
【答28】
×:地震および地震を原因とする津波によるケガは、海外旅行傷害保険では補償されますが、普通傷害保険や国内旅行傷害保険では補償されません。
【問29】
契約者(=保険料負担者)を個人とする損害保険において、契約者が一時金で受け取る積立普通傷害保険の満期返戻金は、一時所得として課税対象となる。
【答29】
○:契約者(=保険料負担者)を個人とする損害保険において、契約者が一時金で受け取る積立普通傷害保険の満期返戻金は、一時所得として課税対象となります。
【問30】
契約者(=保険料負担者)を個人とする損害保険において、居住用建物と家財を保険の対象とする火災保険に地震保険を付帯して契約した場合、火災保険料と地震保険料を合算した金額が地震保険料控除の対象となる。
【答30】
×:火災保険の保険料は地震保険料控除の対象にはなりません。

【問31】
契約者(=保険料負担者)を個人とする損害保険において、契約者がケガで入院したために受け取る普通傷害保険の入院保険金は、雑所得として課税対象となる。
【答31】
×:入院・手術・通院・診断等の「身体の傷害に基因」して支払われる給付金は、受取人が被保険者本人・配偶者・直系血族・生計同一の親族、のいずれかの場合には非課税となります。
【問32】
契約者(=保険料負担者)を個人とする損害保険において、自動車事故で被保険自動車が損壊したために受け取る自動車保険の車両保険の保険金は、当該自動車を修理しなかった場合、雑所得として課税対象となる。
【答32】
×:個人が受け取る損害を補填する性質のお金は、非課税です。
【問33】
所得補償保険は、被保険者が保険会社所定の病気により就業不能になった場合には補償の対象となるが、ケガにより就業不能になった場合には補償の対象とならない。
【答33】
×:所得補償保険は病気や怪我により働くことができなくなった場合に備える保険です。
【問34】
先進医療特約で先進医療給付金の支払いの対象とされている先進医療は、療養を受けた時点において厚生労働大臣によって定められたものである。
【答34】
○:先進医療特約で先進医療給付金の支払いの対象とされている先進医療は、療養を受けた時点において厚生労働大臣によって定められたものです。
【問35】
限定告知型の医療保険は、他の契約条件が同一で、限定告知型ではない一般の医療保険と比較した場合、保険料は割高となる。
【答35】
○:限定告知型の医療保険は、限定告知型ではない一般の医療保険よりも加入がしやすい(保険金を受け取る可能性が比較的大きい被保険者の割合が多くなる)ため、保険料が高くなります。

【問36】
がん保険では、被保険者ががんで入院したことにより受け取る入院給付金について、1回の入院での支払日数に制限はない。
【答36】
○:がん保険には、入院給付金の支払日数や手術給付金の支払回数に制限はありません。
【問37】
「従業員の定年退職時に支給する退職金の原資を準備したい」という顧客に対して、総合福祉団体定期保険の活用をアドバイスすることは適切な行為である。
【答37】
×:総合福祉団体定期保険は1年更新の定期保険である(貯蓄性がない)ため、退職金の減資を準備することには適していません。
【問38】
「従業員の死亡時に支給する弔慰金や死亡退職金、定年退職時に支給する生存退職金の原資を準備したい」という顧客に対して、養老保険の活用をアドバイスすることは適切な行為である。
【答38】
○:「従業員の死亡時に支給する弔慰金や死亡退職金、定年退職時に支給する生存退職金の原資を準備したい」という顧客に対して、養老保険の活用をアドバイスすることは適切な行為です。
【問39】
「休業補償規程に基づいて従業員に支給する休業の補償に係る給付の原資を準備したい」という顧客に対して、団体就業不能保障保険の活用をアドバイスするのは適切な行為である。
【答39】
○:「休業補償規程に基づいて従業員に支給する休業の補償に係る給付の原資を準備したい」という顧客に対して、団体就業不能保障保険の活用をアドバイスするのは適切な行為です。
【問40】
「従業員の自助努力による資産形成を支援したい」という顧客に対して、勤労者財産形成貯蓄積立保険(一般財形)の活用をアドバイスすることは適切な行為である。
【答40】
○:「従業員の自助努力による資産形成を支援したい」という顧客に対して、勤労者財産形成貯蓄積立保険(一般財形)の活用をアドバイスすることは適切な行為です。

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